bridlenのblog

靴のメーカーがファクトリーの精度で クライアントからのオーダーも無いのに 自分勝手な発想と企画で 従来の流通では世に出せなかった 高品質と低価格な靴作りに取り組む様子をお伝えします。

2014年06月

 今回は インド出張の際毎日食べてる ランチメニューです^^

実は、街まで出ると大渋滞に巻き込まれるので・・ランチに限らず
 街のレストランではほとんど食事をする機会がありません

ランチは主に 工場内で 工場のキッチン(ワーカー向けにキッチンもシェフも居ます)で料理を
した おかずと オーナーの家で料理をして頂いた おかずが毎日、届きます^^

下手な日本のレストランのランチよりも 品数も 味も、はるかに美味しいと思います!
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真ん中のものは 彼らがパスタと呼んでる細かく切った そうめんをマサラで炒めた様なもの
左は 卵焼き(塩コショー味) 右は 魚(海の魚)をマサラを塗してフライしたもの(中辛)
上は チキンのグレィビー(タレ)カレーでは有りません

左下の赤いのは 彼らがピクルスと言っている グリーンマンゴーをマサラに漬け込んだもの
これ・・味 例えられないです(酸っぱ塩辛くて・・強烈に濃い味) はじめは 無理!って感じでした が
慣れると・・なぜか 食べたくなる不思議な味 
外人さんが日本の塩辛食べた時 こんな印象 みたいな・・食べ物です^^:
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真ん中 フライドライス(サフランが入っています 味薄です) 
左 チキンとピーマン?のグレィビー(タレ 黒胡椒味)やはり カレーではないです まま辛い、 
左上のオレンジ色のは、パニーというカッテージチーズのグレィビー(マサラ味のタレ)中辛です、上はマサラフライドチキン 地鶏です中辛、 
右上 揚げたエビ、やはりマサラテイストです 中辛
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真ん中は ラム肉のブリアーニ、フライドライスではなく、大きな鍋で薪を使って 米から炊く 
炊き込みみたいな・・パエリアっぽい食感かも^^ ラムの味が ライスに浸み込んでいて とても美味しいです
中辛です、 アンブルと言う靴の村のご当地メニューで有名です(イスラムの人は金曜日にブリアーニを食べます。 金曜日はモスクでお祈りをする特別な日なので ちょっと贅沢にと言うことみたいです。

左から時計回りに エビ 先ほどのと同じです 野菜グレィビー(タレ 辛め) フライドエッグ(シンプルですが これ、バカ旨です) そして 先ほどと同じ フライドチキンマサラ・・なんでもマサラです^^:
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これは 工場のそばの ベジタリアンレストランのメニューでバナナの葉の上に乗っています^^
(その下には皿があるのですが・・バナナの葉の意味は使い捨てるので衛生的ということです)

 真ん中は ドーサという 溶いた小麦粉を石の上で伸ばして焼いたクレープみたいなもの
ただし クレープと違うのは 味は甘くないことと 焼く時に返さないので 片面(石側)はパリッと、こおばしく
巻いてある側は しっとりしていて食感がオリジナルです!
ちょっと 食べちゃってから 撮影しました^^:

これに 左上の白いディップ(生姜とココナッツのさっぱり味)と
椀に入っているマメというディップ(カレーでは有りません マサラと豆のスープみたいな・・中辛)
トマトとチリのディップ(全く辛くない)

このドーサは朝食っぽいですね 
現地の人は ランチはライスが主食で +一品で、上のマメ(豆をつぶしたスープ状のタレ)を混ぜて食べるのが
大衆ランチメニューです!

慣れない 料理の説明・・>< 悪しからず・・

独り暮らしなので・・ インドに居るときの方が 自分には かなり贅沢な食事です^^

この様な機械で ヒールの部分に 化粧(飾り)を施します
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この飾りの意味は 本底に取り付けたヒール、とベンズ(底材本体)との間に出来る
僅かな 接合面の段差を 飾りを施すことで、隠す効果があります

さらに

コバのエッヂ(角)の部分に 車と呼ばれる機械(道具)を使って
ギザギザを入れて行きます
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コバのエッヂ(角)の面取り作業の様なものです
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この工場で生産される 通常のマッケイ製品は ユニットソールと言われる 底材は本体とは
別に、底材加工工場で製作されるものを アンセンブリーとして本体に装着する製法ですが

 コバのトリミングや、飾り付け、底の磨き、トップリフト(ヒールの底面)の化粧釘、等
ヒールのトリミング以外は 加工底(本体の上で底を作り上げるやり方)のグッドイヤーや
高級手製マッケイと さほど変らない、手間の掛け方をしていると思います。


さて アッパー同様 仕上げにより 価値(見え方)が 大きく左右する
 もう一つのポイントが底材の仕上です

まず底板(ベンズ)の段階でアウトソールの加工前に ベースの色付けと艶出しをします
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アッパー同様 クリームをスポンジで手際良く 塗り込みます
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一枚づつ 色が付かない様に、分けて乾燥します
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乾いてから 乾拭きと 回転ブラシで艶を出します
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そして 靴に底材が付いて(マッケイ縫いの後)
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コットンブラシ(高回転)により 目潰し(表面を均す)します

この後 再度、クリームをスポンジで塗りこみ 半乾きの状態で回転ブラシにより
艶を出します
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がらっと 表情が変わりました!
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彼はアッパーと底材の仕上の マイスターの一人です
彼も、まだ若く素直で勤勉な 素晴らしいワーカーです
これら仕上の工程にも マイスターと呼べる、熟練のワーカー達が数名居ます^^





この後 コバの飾り付けを施します

 

今日は仕上げの作業工程をご紹介したいと思います

ここでは 従来の流通向け量産品(百貨店、小売店向け)の仕上げ風景をご紹介します。
BRIDLENの商品も 基本的に、同様の技術によって生産されます。

 通常は、 吊り込み、底付け、トリミング等、底周りの工程を終えてから 
アッパーの仕上げ工程に入ります
(下の写真は日本で底付けをするBRIDLENのGM製法なので 底材が付いていません)
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穴飾りや裁断面やステッチに色を付ける目的と、 全体的に革らしい色味、雰囲気を与える為の
ベースの着色として、アンティークな色付けをクリームで施します
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ベースには、業務用のメルトニアンのクリームを自社なりにブレンドをしたものを使用し
スポンジでクリームが裏革に付かないように気を付けながら 全体にムラ無く、塗り込んで行きます
手際良く早く、且つ、まんべんなく塗り込まないと・・ヘアラインのようにクリームの筋が付いたり、
クリーム剝ぎの部分に溜まってしまったりと 簡単そうで 実は、かなり熟練をしていないと 
意外と 難しい作業です
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塗る前(右)と 塗った後(左)の比較です この後 コットンブラシで軽く艶を出してから
 下の写真の様に トゥに鏡面ツヤを出す工程に進みます

まず ここまでを、動画で見て下さい




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上の写真の様に  指先に布を巻き ワックスと少量の水を使って、
ハンドポリッシュ(鏡面仕上げ)を行います
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通常で4人(女の子も上手いですよ^^) 量産が混み合っている時には8人チームです
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量産品も、この様に手作業で1足づつ 丁寧に仕上られているのが この棚に並んでいる
靴のトゥを見て お分かり頂けるかと
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ハンドポリッシュ前(左) ハンドポリッシュ後(右)の比較です

最後はまた 回転の弱い毛ブラシで 軽く仕上て 完成です!

ハンドポリッシュも動画で 見て下さい! 
やられた事の有る方は、鏡面のツヤが出るまでにかかる時間の、
かなりの速さ(片足2分弱)に、驚かれると思いますよ^^

ハンドポリッシュにより 1足づつ、手仕上げで 鏡面仕上げを施している量産品は  
高額な靴も含め、通常マーケットでは とても少ないと思います。

これも この工場の労働力の質量の高さ故に成せる 特筆すべき、商品価値だと自負するところです


今日は 南インドの工場そのものを ご紹介します

生産に使っている建物は アッパー専用の工場が1、ボトム(底付け)とアッパーの工場が2 
全部で3工場です(オフィスは別の建物です)
生産キャパシティーは 底が付いた完成品でマックス6500足(英国軍オフィサー向けのタイプ)、
手の込んだ靴では4500足(自社、日本向けのタイプ)です
アッパーで40000足(主にフランスとポルトガルの2社向け)
従業員は総勢540人で生産しています
(このうち完成品を作るボトムセクションは45人が専属です)。

つまり工場の規模としては 中級クラスです。
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写真上、右側に事務所とアッパー工場 左が日本向け中心のボトム&アッパー工場です
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正面から撮った ボトム&アッパー工場です
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ボトム&アッパーの工場の中はこんな感じ 太陽光も良く入り 明るい工場です^^
真夏は軽く45℃にはなります^^; よって上に扇風機が完備されています
左手前に 吊り込み用のトーラスターマシンが見えますね
 右手前はスチーマーや踵の成形機ですね

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右手前は仕上げ用の 回転ブラシです 女性のワーカーが8割(インドは女性比率の高い国です)
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手前は検品と箱詰めのセクションです 
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真ん中に写っているのが マッケイ縫いの機械で、青いのが高速型(主にラバー底用)で
その右にある 緑グレーの古いマシンが、ステッチのピッチを細かく縫える
 マニュアル式の機械です。 BRIDLENの靴は、こちらのオールドマシンで縫います^^
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女性のワーカー達は みなさん、はにかみ屋さんですが 写真に撮られるのは好き♪みたいです

南インドの この工場の女性ワーカー達の第一印象は、とても清潔で 毎日、まめに洗濯した
キレイな服に着替え、 アクセサリーもサリーも服に合わせて毎日換えます
身だしなみに気を使う国民性なんですね 作業中の手を見ても 
綺麗好きなのが分かり 感心します!

彼女達の服装は、インド式のお洒落で 工場内でも 常にサリーという
スカーフの様な物も巻いていて、服が汚れないか心配なのですが・・絶対に作業着を着ません。
ジーンズにTシャツという 女性のワーカーは一人も居ません もちろん町に行っても・・
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この服装で45℃のなか 汗一つかかないのも・・すごいです

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