bridlenのblog

靴のメーカーがファクトリーの精度で クライアントからのオーダーも無いのに 自分勝手な発想と企画で 従来の流通では世に出せなかった 高品質と低価格な靴作りに取り組む様子をお伝えします。

2014年05月

子供の頃 履いていた靴のことを 覚えていますか?

あの頃 お気に入りだった 靴・・

それぞれの靴を いつ卒業してきたのか その時のことを  覚えていますか? 


足が大きくなって きつくなったから ・・換えたのでしょうか

あの頃 遊ぶのに夢中で  毎日、乱暴に履いていたから  
  
靴が壊れてしまい サイズの 大きい靴に買い換えたのでしょうか・・ 

そうやって 足は大きくなっていったのでしょうか


そんなことも 今では もう、ハッキリと  覚えていません


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ただ 言えることは

そうやって 足が大きくなって 身体も、心も成長してきました

成長と共に 沢山の靴を卒業してきました

もう

靴を換えても あの頃の様に 足の大きさも 身体も 成長することは ありません

でも

今でも 靴を換えると

もしかしたら・・

心はまだ 成長してくれるのかもしれません。





PS/  PCが壊れたり、出張者が来日していたりで・・ ブログの更新が出来ませんでした><
そして、明日から また インドの工場に出張です・・ ネット環境が最悪ですが・・
頑張ってUP続けたいと思っています。  懲りずに お付き合い頂ければ 幸せです^^


地味な アッパーについて の続きです^^:
ライニングとアッパーの中間はどうなっているかというと・・
加工時に出来てしまうシワや凸凹の問題を最小限に抑える為と、靴になった後の通気性を考慮して 可能な限りペイスト(糊)は使用していません。
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ライニング材の革も1.2~1.4で厚みがあり、アッパー材も1.6~1.8ある為 写真下の様に補強材(ダブラーや生地を使った当て布)を ベタ貼りする必要が無いのも かなりポイントの高い特徴の一つです^^
 両サイドの当て革も、しっかり組み込んであります

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当て革とは・・カット見本で見て頂くと この様にサイドの形をホールドする役目です
両サイドに入っており 本格的なGYの靴には、良く用いられているパーツです



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 こちらは フランスのアノネイ社の革(1.4~1.6)を使った本家ブランドのアッパーですが やはりこの厚みでは、コットン(生地)の裏打ちを施しています。 ブランド革が全てに関して 勝っている訳ではなく・・ 1.6以上の裏打ち材を使わなくて済む 厚みの有るオーダーの革の方が 整形に関しては、肉厚の足りないブランド革よりもポイントが高かったりもします
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 こちらは 前にも書きましたが このインドの会社で手がけていた 他社のアッパーのサンプルで アッパーの革はイタリアの高級革、エルチェア社の革ですが やはり、ダブラーの裏打ちが施してあります
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 もう・・どこの ブランドかお分かりの方も いらっしゃるかと思います^^

 カウンターの説明のときにもお話しましたが これらペイストを出来る限り使わず アッパーを製作している理由は、 ライニング側にシワを出さない為、と 表革に中間財の跡(インプレッション)を出さない為の工夫です。

 また これらは本家の本格的なGY製法の靴のアッパーと比べても 使用しているパーツや手間は等しいと解釈して下さい。


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 今日も少し地味な話題ですが・・ カウンターの材質、取り付けと 効果についてです。
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 今回のGM製法に使用しているモールドカウンターです。革を圧縮加工したもので もちろん自社の木型からモールド製作してあり 通常のカウンター材より 切れに強く、整形維持の耐久性が高いと思います。
 中国などに多く見られる 機械吊りでは無く、手吊りを行っている工場では 一般的に、不織布の様な素材の液式のカウンター(写真下)を使用することが多いのですが 液式はカウンターのラインが表から目立たなく、木型の形が出やすい反面、耐久性が有りません・・オールソールが可能で長く使用できる製法には残念な素材です・・ 見た目の維持にも、ホールド感の継続という意味でも カウンターの耐久性は大事なポイントです。

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 そして モールドカウンターをどう取り付けるか ここも ポイントです
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 アッパー側にもライニング(裏革)にも ペイスト(糊)を使用していません これは吊り込んだ後に モールドカウンターのラインが表に出たり カウンター部分の表面が凸凹にならない様にするための工夫です!
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上がペイストを付けてアッパーに留めてある場合、 下がフリーな状態 一目瞭然です!
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凸凹感も無く いいお尻です^^(笑)
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カウンターはライニングにも 基本的に付いていないので、中側もこの通りスッキリです!

 これ 意外と量産の工場で実地するのは簡単ではないんですよ! 理由は、カウンターをアッパーに固定して作業をする方が 位置が ずれたりする心配が無く作業が断然楽だからです。 でもインドではこのやり方を、きっちりこなしています^^
  
 

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今日は こちらのGMシリーズに使う ブランド・ラバーソールのオプション(使用予定)の紹介を致します^^
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こちら トリプルに使用するコマンドソールのタンクタイプです

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そして リジウェイです ロゴマーク かっこいいです^^ この2種類が最初の プロパー(ストック分)に使う予定で、

 他にも、以下に 紹介するソールを選んで頂き ご希望に応じて、お付けする企画を考えています! もちろん トリプルであるとか、Wであるとか、シングルであるとかの底周りの仕様も選んで頂くオプションもです。
 その場合の価格は 各社、 ソールメーカーにより、値段が違うので そのコストの違いと、積み上げや合い床等のプラスのコスト分 並びに、それらを取り付ける場合の プラスの加工料のみを プロパー商品の価格からUP分にして、 パターンオーダー=高い を、覆す考えで企画中です^^
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積み上げも しっかりとしたベンズです。コストを抑える為、バッファローベンズで対応を考えています。
 コストもそうですが・・実は、牛よりも繊維が細かく(クラスとなめしにもよります^^)コンパクトなのでコバが綺麗に出て 個人的にはそれ故、適材と考えています。

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まずは ダイナイトソールのドットポイント

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ビブラムのドットポイント
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コマンドのカラー・ドットポイントのオレンジとグリーン 他にもカラーは イエローとブルーもあります^^
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ドットポイント 御三家です!
左から ダイナイト、コマンド、ビブラムです
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そして ビクトリーソールです。

他にも 既成では手に入らない 英国軍やフランス軍の仕官クラス向けの、正規のラバ底や
ピレリや旧コマンド等のデッドものも、手に入り次第、限定で付けちゃう企画も考えています^^

上記のソールも、ストック(在庫)状況で サイズが有る物と無いものが出てきます
数量も常時 多くは無いので・・早い者勝ちです(笑)



今日はGM製法 Uチップモデルのモカ部分のハーフカット技術をご紹介します。
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このモカの部分がハーフカット+アドラー縫いです
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革の下までメスを入れていない ハーフカットなんです! つまり
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一足づつ 職人による手裁断ということです^^
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 ハーフカット後の裏面、更に拡大 革の繊維も細かいです^^

 裏から見ると こんな感じで、既にハーフカット済みです。 甲(モカ部分)がハーフカットだと、どう通常のUチップと違うかというと ご覧の通り、甲のパーツは3分割ではなく、1ピースです! 効果としては、履いたときに 甲の折れ皺が大きく堅くならず、足を痛めにくい また、皺が綺麗につきやすい、 モカ糸が切れても破れない等が特徴です。
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アドラー縫いのピッチも細かいですよ

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アドラーミシン(アドラー縫い)を掛けているこちらの写真でも ハーフカットなのがお分かり頂けると思います。
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裏側です アドラー縫いは下糸が互いにクロスして チェーンステッチ状になっている為、平行して掛かる2本のステッチで革を摘む効果があります。

最後に・・ アッパーセクションンのリーダーのアルタッフおじさんです
靴が良く見えるかどうかは ボトムでは無く アッパーで決まる! と豪語し 一歩も引かないオヤジです^^
こう見えても ジョンブのアッパーサンプルのまとめを3年以上も手掛けていた 
手業は少女の様に繊細な(笑) 匠です!
量産のハーフカットもこのオヤジがカットします。
だから・・ 日本のみなさまに 顔出ししたいと  ・・言うことでした 
この・・どや顔^^:(笑)
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